集合的無知
前項で災難にあった女性を、周りの人間が無視をした話を書きました。
血を流した怪我人に手をさしのべた人は一人もいませんでした。
彼女の周りにいた人たち全てが冷たい、無関心な心の持ち主だったのでしょうか?
もちろんそんなことはありません。
皆、普通の人間でした。
ただ、彼女が頭から血を流している姿を見て「不安」になり、
周りの人の判断に頼ったのです。
でも実はその場にいた誰もが「不安」で周りの状況を推し量っていた
「集合的無知」という恐ろしい集団になっていたのです。
全ての人が傍観者になり、
判断を隣の人間に任せて自分の頭で考えようとはしませんでした。
「誰かが駅員に知らせたと思った。」
「血を流しているけど、自分で歩いているから大丈夫だと思った。」
など、事の重大さを誰一人として認識していなかったのです。
「集合的無知」の恐るべき力を如実に表している例です。
2007年02月22日
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